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名古屋市に多い蜂の種類と特徴|エリア別の傾向もわかるハチ図鑑

名古屋市は都市部でありながら、庭木や生垣、公園、河川敷も多いエリアです。ハチにとっては「巣を作れる軒下」と「餌場になる樹木」の両方がそろった環境で、住宅地でも郊外でもさまざまな種類のハチが確認されています。
この記事では、名古屋市内で相談の多いハチの種類と特徴、巣の見た目の違い、そしてエリアごとの傾向をまとめています。
「庭で見かけたハチ、何の種類だろう?」「うちのエリアだとどんなハチが多い?」という疑問の参考にしてください。

名古屋市にいるスズメバチの仲間(6種)
名古屋市の公式案内(スズメバチ ハチに刺されないために|名古屋市)によると、市内にはコガタスズメバチ、オオスズメバチ、キイロスズメバチ、モンスズメバチ、ヒメスズメバチ、チャイロスズメバチの6種が生息しています。
このうち、住宅地でもっとも相談が多いのはコガタスズメバチです。
コガタスズメバチ
体長は22〜28mm程度。名古屋市内の住宅地で多く見られる種類です。
5〜6月ごろ、女王蜂が単独で巣を作り始めます。初期の巣はトックリを逆さにしたような特徴的な形をしていますが、6月ごろから働き蜂が羽化し始めると、巣はしま模様のある外皮で覆われたボール状に成長していきます。
巣が大きくなるほど働き蜂の数も増え、防衛行動が強くなります。巣に近づくと攻撃してくることがあるため、名古屋市もスズメバチの除去は専門業者への依頼を勧めています。

オオスズメバチ
日本最大のスズメバチで、体長は女王蜂で40mm以上になることもあります。攻撃性が非常に強く、土の中や木の根元など地面に近い場所に巣を作る傾向があります。名古屋市内では緑地や山林に近いエリアで見られることがあります。

キイロスズメバチ
体長は17〜24mm程度と、スズメバチの中ではやや小柄ですが、巣の規模が非常に大きくなりやすいのが特徴です。天井裏や軒下に巨大な巣を作ることがあり、働き蜂の数が多いため、気づいたときには数百匹規模になっていることもあります。

その他の3種(モンスズメバチ・ヒメスズメバチ・チャイロスズメバチ)
モンスズメバチは夜間にも活動する珍しい性質を持ちます。ヒメスズメバチはアシナガバチの巣を襲って幼虫を餌にする独特な習性があり、チャイロスズメバチは他のスズメバチの巣を乗っ取る「社会寄生」をすることで知られています。
いずれも住宅地で頻繁に見かけるわけではありませんが、名古屋市内に生息が確認されている種類です。

アシナガバチの仲間
名古屋市内の住宅地で、スズメバチと並んで相談が多いのがアシナガバチです。セグロアシナガバチやフタモンアシナガバチなどが代表的です。
体長はセグロアシナガバチで21〜26mm程度。飛ぶときに足をだらりと垂らすのが特徴で、スズメバチに比べると細長い体型をしています。
巣は茶碗を逆さにしたような形で、外皮がなく六角形の巣穴がむき出しになっています。スズメバチの巣との見分けポイントはここです。営巣場所は軒下、ベランダ、物置、庭木の枝、カーポート、室外機まわりなどが多く、生活空間のすぐそばに作られるケースが目立ちます。
スズメバチほど攻撃的ではありませんが、巣に触れたり刺激を与えると攻撃してくることがあります。名古屋市の案内でも、日常生活に支障のある場所に巣ができた場合は早めの除去を勧めています。

ミツバチの仲間
セイヨウミツバチやニホンミツバチなど、花の蜜を集める益虫です。人家に巣を作ることはまれですが、建物のすき間や屋根裏、壁の内部、樹木の空洞などに入り込むこともあります。
5〜7月にかけて巣分かれ(分蜂)のために大群で移動することがあり、庭木や街路樹に大量のミツバチが蜂球を作って群がる光景が見られます。見た目のインパクトは大きいですが、分蜂群はおとなしく、刺激しなければ攻撃してくることはほとんどないとされています。早ければ数時間、長くても数日で移動していくことが多いです。
ただし、壁の中や天井裏に営巣してしまった場合は、巣が大きくなると蜜が漏れ出して建材を傷めることもあるため、状況によっては対処が必要です。

ドロバチの仲間
泥を使ってトックリのような小さな巣を作るタイプのハチです。単独行動で、集団で襲ってくることはありません。攻撃性は低く、刺されるリスクは他の種類に比べてかなり低めです。
巣は軒下、壁のくぼみ、換気口まわりなどに作られます。見た目が気になったり、生活動線にある場合は対処を検討してもよいですが、基本的にはそのままにしておいても問題ないことが多い種類です。
巣の見た目で蜂の種類を見分けるポイント
蜂の種類が分からなくても、巣の見た目である程度の判断ができます。
スズメバチの巣は、しま模様のある外皮で全体が覆われたボール状。初期のコガタスズメバチはトックリ型。アシナガバチの巣は、外皮がなく六角形の巣穴がむき出しで、茶碗を逆さにした形。ミツバチの巣は、白い板状の巣板が何枚も垂れ下がる形で、壁の中や天井裏など閉鎖的な場所に作られがち。ドロバチの巣は、泥でできた小さなトックリ型で、単独〜数個がまとまっている程度。
ただし、高い場所や見えにくい位置にある場合は、無理に近づいて確認する必要はありません。安全な距離から写真を撮って、専門業者に送って判断してもらうのがもっとも確実です。
名古屋のエリア別傾向(区+周辺市)
名古屋市内でも、エリアの環境によって見かけやすいハチの種類や巣のできやすさに違いがあります。
都心〜住宅密集地(中区・中村区・西区・東区・昭和区など)
緑地が限られる分、軒下・ベランダ・物置・室外機まわりなど建物周辺にアシナガバチが営巣しやすいエリアです。洗濯物やベランダでの作業中に至近距離になってしまい、刺されるケースも見られます。
緑が多い住宅地・郊外(守山区・名東区・天白区・緑区/長久手・日進・瀬戸・春日井など)
公園や雑木林、里山に近いほどスズメバチの相談が増えやすいエリアです。庭木や生垣の中、土の中など、気づきにくい場所に巣ができることもあります。秋にかけて巣が大きくなり、蜂の攻撃性も上がりやすい時期は特に注意が必要です。
港湾部・工業地帯(港区・南区など)
倉庫や工場のひさし、シャッターまわり、資材置き場など、ふだん目が届きにくい場所に巣ができることがあります。作業中に突然ハチが飛び出してくるケースもあるため、施設管理の一環として定期的な巣のチェックが有効です。
名古屋市で巣ができやすい場所
名古屋市の公式資料でも、スズメバチの営巣場所として天井裏、軒下、戸袋、生垣の中、床下、土の中、木の枝が挙げられています。
アシナガバチはこれに加えて、ベランダの手すり裏、物置の内部、カーポートの天井、室外機の裏側なども多い印象です。「え、そんなところに?」と思う場所に作られるのがハチの厄介なところで、見つけにくい場所ほど発見時には巣が育ってしまっていることが少なくありません。
庭木の剪定前や、しばらく使っていなかった物置を開ける前には、まず巣がないか確認するのがおすすめです。
蜂の巣を見つけたら
この記事では名古屋市に生息する蜂の種類と特徴を紹介しましたが、実際に蜂の巣を見つけたときの具体的な対処法については、別の記事で詳しくまとめています。
> 名古屋市で蜂の巣を見つけたら?正しい対処法とやってはいけないNG行動
やってはいけない行動、刺されたときの応急処置、専門業者に相談すべき判断基準などをまとめていますので、あわせてご覧ください。
名古屋市で蜂にお困りの方へ
ハチ駆除お助け隊では、蜂の種類や巣の状況を確認したうえで、安全に対応できるよう心がけています。「これ何のハチだろう?」「放っておいて大丈夫?」という段階でのご相談も歓迎です。
写真を送っていただければ、種類や危険度の目安もお伝えしやすくなります。まずは落ち着いてご連絡ください。
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