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【岐阜県白川村】橋の工事現場の足場に直径50cmのキイロスズメバチの巣|「足場を動かせば巣が揺れる」——工事を止めていた大型巣を撤去しました【2026年9月】

2026年9月、岐阜県大野郡白川村の橋梁工事を担当されている工事業者様より「現場の足場に、バスケットボールより大きい蜂の巣ができている。黄色い蜂が大量に出入りしていて、作業員を足場に上げられない。工事が止まってしまっているので、できるだけ早く来てほしい」とのご相談をいただきました。現地を確認したところ、仮設足場の内部に営巣した直径約50cmのキイロスズメバチの巣。当サイトでご紹介してきた中でも最大級の巣でした。足場という特殊な条件を踏まえ、駆除・戻りバチ対策・再営巣防止処理まで対応いたしました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 📍 対応エリア | 岐阜県大野郡白川村 |
| 🐝 蜂の種類 | キイロスズメバチ |
| 🏗 営巣場所 | 橋梁工事現場の仮設足場(高所・パイプと養生シートの内側) |
| 📏 巣の大きさ | 直径 約50cm |
| 🙋 ご依頼者 | 工事を担当されている業者様 |
| 🔍 巣の状況 | 一年で最大規模まで成長した活動中の巣・働き蜂が多数 |
| ⚠️ 影響 | 巣の存在により工事が中断 |
| 🛠 施工内容 | 巣の撤去+戻りバチ対策+再営巣防止処理(防虫施工) |
| 📅 対応時期 | 2026年9月 |
ご相談の経緯
ご連絡くださったのは、白川村内の橋梁工事を担当されている業者様でした。伺った状況は次のとおりです。
- 現場に組んである足場に、大きな蜂の巣ができている
- 大きさは「バスケットボールより大きい」。黄色っぽい蜂が大量に出入りしている
- 作業員が近づくと威嚇するように飛んでくるため、足場に人を上げられない
- 「巣がある側の作業が完全に止まっている。工程が押している」
- 「このあと足場の盛り替え・解体もある。そのときにあの巣を揺らしたらと思うとぞっとする」
- 「自分たちで何とかできる規模ではないと判断した」
ご自身で手を出さずにご連絡いただいたのは、非常に的確なご判断でした。 足場の上での蜂の被害は、刺傷そのものに加えて墜落という重大災害に直結します。しかも今回は50cm級。作業員の方が複数名同時に足場上にいる状態で刺激すれば、被害が一人では済まない可能性がありました。
作業を止めていただいたまま、日程を調整して現場へ向かいました。
現地調査の状況
到着後、まず足場から十分な距離を取り、蜂の飛行ルートと巣の位置・大きさを確認しました。
- 巣は足場の高所部分、単管パイプと養生シートに囲まれた内側に固定されていた
- 大きさは直径およそ50cm。表面にはマーブル模様(まだら状の縞)——キイロスズメバチの巣です
- 多数の働き蜂が絶え間なく出入りしており、コロニーは一年で最大規模に達した状態
- 巣は足場の部材そのものに直接固定されており、パイプを動かせば巣も一緒に動く位置関係
- 巣の周囲は養生シートで囲われ、風雨も直射日光も遮られる——蜂にとって理想的な空間になっていた
- 現場周辺は深い森林と渓谷。餌となる昆虫も、巣材となる樹皮も豊富にそろう環境
白川村は世界遺産の合掌造り集落で知られる、山と川に囲まれたエリアです。周囲が自然環境そのものであるため、キイロスズメバチにとっては条件のよい土地。そこに「屋根と壁のある構造物」が現れれば、真っ先に営巣先の候補になります。
そして今回の現場で最も問題だったのが、巣ができていたのが「動かすことが前提の構造物」だったという点です。
施工内容(STEP)
STEP1|現場の作業中断と立ち入り範囲の確認
まず現場責任者の方と、作業を中断していただく範囲・時間、作業員の方の退避先を確認しました。現場は複数の職種の方が入られるため、当日の入場予定も含めて共有いただき、作業中に誰も足場へ近づかない状態を作っています。
STEP2|防護装備の着用と足場上の動線確認
スズメバチ専用の防護服を着用。あわせて、足場のどの段からどの角度で巣に届くか、退避するときにどの経路を通るかを事前に確認しました。足場上は手すりや部材が多く、防護服を着ると視界と動きが制限されるため、この確認が安全を大きく左右します。
STEP3|巣の出入り口へ薬剤を注入
巣の出入り口を的確に捉え、専用薬剤を送り込んで内部の働き蜂の動きを抑えました。50cm級の巣は内部の個体数が非常に多いため、中途半端に刺激せず、一度で確実に抑えることを最優先に進めています。養生シートに囲まれた空間は薬剤がこもりやすい反面、蜂の逃げ道も限られるため、噴霧の角度と自分の退路を常に確保しながらの作業となりました。
STEP4|巣の撤去
蜂の活動が完全に止まったことを確認してから、巣を付け根ごと丁寧に取り外しました。足場の部材や養生シートを傷めないよう、また撤去した巣を下へ落とさないよう受け止めながら回収しています。工事用の資材を破損させれば、それ自体が工程の遅れにつながるためです。
STEP5|戻りバチ対策・再営巣防止処理(防虫施工)
外に出ていた蜂が巣のあった場所へ戻ってくるため、周辺に戻りバチ対策を実施。あわせて、**同じ足場の別の箇所が新たに狙われないよう再営巣防止処理(防虫施工)**を行いました。足場は現場が続く限り同じ条件で残り続けるため、この予防処理が工期全体を通して効いてきます。
STEP6|最終確認・作業再開のご報告
蜂の飛来が収まったことを確認し、現場責任者の方へ足場が通常どおり使用できる状態に戻ったことをご報告しました。あわせて、しばらく数匹が周囲を飛ぶ可能性があること、足場のほかの箇所や資材置き場にも今後巣ができる可能性があることをお伝えしています。中断していた作業は、その後再開していただけました。
足場に営巣されると、なぜ特に危険なのか
住宅の軒下と工事現場の足場では、同じ「高所の巣」でもリスクの性質がまったく異なります。
① 足場は「動かすこと」が前提の構造物
建物の軒は動きませんが、足場は盛り替え・段の追加・解体が必ず発生します。巣が部材に固定されている状態でパイプを外せば、それは巣を直接揺さぶるのと同じこと。しかもその作業をするのは、防護服を着ていない作業員の方です。今回の業者様が解体作業を心配されていたのは、まさにこの点でした。
② 振動が足場全体に伝わる
足場は金属パイプでつながった一体の構造物です。別の段で資材を動かしただけでも、その振動は巣まで届きます。 巣に近づいていなくても刺激を与えてしまう——これが足場の巣の厄介なところです。
③ 逃げ場が限られる
地上であれば走って離れられますが、足場の上では退避に時間がかかります。しかも橋梁工事のように河川や谷の上に組まれた足場では、退避経路そのものが限られます。驚いて後ずさりできる方向すら決まっているのです。
④ 一度に複数人が被害を受けうる
現場では複数の作業員が同じ足場に上がります。キイロスズメバチは警報フェロモンで仲間を呼び、集団で反撃してくる種です。一人が刺されて騒げば、その場にいる全員が対象になります。
⑤ 養生シートが「屋根と壁」になってしまう
足場に張られる養生シートやメッシュシートは、雨風を防ぎ、天敵の目からも隠してくれます。蜂にとってはわざわざ用意された理想的な営巣空間。工事現場の足場が狙われやすいのには、はっきりした理由があります。
直径50cm——巣が一年で最大になる時期でした
今回撤去した巣は直径およそ50cm。当店がご紹介してきた施工実績のなかでも最大級のサイズです。
キイロスズメバチのコロニーは、春に女王蜂ひとりで始まり、夏をかけて働き蜂を増やし、9月から10月にかけて規模のピークを迎えます。50cm級の巣ともなれば、内部では多数の働き蜂が活動し、次の世代となる新女王蜂と雄蜂が育てられている真っ最中です。
この時期の巣は、群れの未来そのものを抱えている状態にあります。そのため、
- 警戒範囲が広がり、巣に近づくだけで威嚇してくる
- 振動や音にわずかでも反応する
- 刺激を受ければ、多数が一斉に襲いかかる
という、一年でもっとも危険な状態になります。足場という振動が伝わりやすい構造物 × 9月の最大サイズの巣——今回はこの二つが重なった、条件としては最も厳しい部類の現場でした。
なお工事現場では、春から夏にかけて足場を組んだ時点では巣がなかったとしても、工期の途中で新たに営巣されることが珍しくありません。長期の現場では、定期的に足場まわりを点検していただくことをおすすめします。
工事現場での自己対応は、労働災害に直結します
「現場のことは現場で」とお考えになるお気持ちは分かりますが、蜂の巣に関しては話が別です。
- 攻撃性の高いキイロスズメバチは、中途半端に刺激すると集団で反撃してくる
- 足場上で蜂に向かってこられれば、驚いた拍子に墜落災害につながる
- 市販スプレーは高所では薬剤が拡散し、巣まで届かず蜂を怒らせるだけになりがち
- 50cm級の巣は個体数が多く、一度の噴霧では到底抑えきれない
- 巣を落としただけでは戻りバチが残り、同じ足場に再び営巣される
- 作業員の方が刺されれば、それは労働災害として現場全体の問題になります
蜂の刺傷は、建設・林業・造園の現場で毎年実際に発生している災害です。とくにスズメバチによる刺傷は、過去に刺された経験のある方の場合、アナフィラキシーショックの危険もあります。
現場で蜂の巣を見つけたら、その区画の作業を止め、刺激せず、専門業者にご連絡ください。 「あと少しで終わるから」と続けてしまうことが、いちばん危険です。
ハチ駆除お助け隊では、工事現場・建設現場の業者様からのご依頼にも対応しております。工程への影響を最小限にするため、作業日程のご相談も承ります。
白川村・飛騨エリアの蜂の巣駆除も、ハチ駆除お助け隊へ
今回は白川村の橋梁工事現場にて、足場に営巣した直径50cmのキイロスズメバチの巣を撤去いたしました。止まっていた作業を再開いただけたこと、そして何より誰一人刺されずに済んだことに、こちらもほっとしております。
「白川村や飛騨は遠いから、来てもらえないのでは」とご心配される方もいらっしゃいますが、白川村・飛騨エリアも対応しております。 山間部の現場や、周囲が森林に囲まれた立地は、そもそも蜂が営巣しやすい環境です。だからこそ、地元の方にも、現場に入られる業者様にも、頼れる先を知っておいていただければと思います。
ハチ駆除お助け隊は、岐阜県・愛知県・三重県で蜂の巣駆除に対応しております。個人のお宅はもちろん、工事現場・仮設足場・資材置き場・施設管理の現場など、事業者様からのご依頼も承ります。詳しくは白川村のハチ駆除対応エリアよりご覧ください。
写真を送っていただければ、LINEで無料お見積もりも可能です。「近づけないので遠くから撮った写真しかない」という状態でも構いません。 危険な巣ほど、近づかずにご相談ください。
